在日三世女性の発言への違和感
2019-09-08


 去る9月7日に東京で開かれた「朝鮮半島をルーツとする人々への差別反対と共生を呼びかける『日韓連帯アクション0907 』」という集会で、在日三世を名乗る女性がマイクを持って次のように話したという記事がありました。

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 彼女は、自分のことを次のように語ります。

私は在日3世で、こうやって顔を出すのはできればやめたい。でも、そうは言っていられない。 私は日本生まれ、日本育ちで、日本の学校に行ったので韓国語はしゃべれません。 『なので韓国に帰れ』と言われても、帰れません

 在日三世で日本の学校に行っていたというのですから、韓国語ができないのが普通です。 そうだからといって、自分は韓国人だと名乗りながら日本人が多数集まっている前で、誰からも聞かれていないのに、自分から「私は韓国語がしゃべれません」と堂々と言うところに、私の違和感があります。 

 また韓国語ができないことが果たして「(韓国に)帰れない」という理由になるのか、という疑問も抱きます。 韓国国籍を維持するということは、この日本は自分の国ではなく外国なのです。 韓国語ができようができまいが、最終的に帰るべき国は韓国なのですがねえ。

「『国から出て行け』とか『帰れ』とか言われても、私は一ミリも傷つきません。嫌がらせをしようと思って言ってくるんだと思うんですが、言われ慣れているので

 ここでビックリしたのは、「『出ていけ』とか『帰れ』とか言われても‥‥言われ慣れているので」という発言です。 自分に面と向かって「出て行け」「帰れ」と、しかも「言われ慣れる」くらいに言われたという在日の話は、私は今まで全く聞いたことがありません。 だからビックリしたのです。 

 この方は韓国人と日本人の関係が常に緊張しているような場所で生活しておられるようです。 ひょっとして在特会とかの類のレイシストが近くに住んでいて、そんなことを言われ続けてきたのでしょうか。 どうも信じられず、違和感を持つところです。

私たちはいま、生きるか死ぬかの瀬戸際にいると思っています。 今の時代は、個人情報を簡単に渡せるので、突然いろんな人がやってきて、連れ出されて殺されるってことも想像しています ‥‥ それは私だけじゃなくて、在日の人みんなが少しは考えていることです

 「私たちはいま、生きるか死ぬかの瀬戸際にいる」そうです。 生命の危険を感じるような場所に居続けるという心理が、理解できないところです。

 「在日の人みんなが少しは考えている」と発言しておられますが、どうでしょうか。 自分の考えは在日みんなも考えていることだと言えるのでしょうか。 ここでも違和感を抱きます。

【拙稿参照】

在日の範囲とルーツを隠すこと      [URL]

在日の慣習と族譜            [URL]

これまでの在日とその将来について(仮説)[URL]

韓国人でもなく日本人でもない      [URL]

民族を明らかにするのに勇気がいる、という発言  [URL]

在日韓国人政治犯            [URL]

外国籍の先生              [URL]

在日は日韓の架け橋か          [URL]

外国人参政権要求−最終目標は国政参政権 [URL]

在日が民族の言葉を学ぼうとしなかった言い訳  [URL]


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