私の国籍研究史(1)
2017-07-30


 私は以前から韓国・朝鮮に関心があって、その方面の本はかなり読んできました。 在日の法的地位や国籍にも手を伸ばしました。 そのせいか、在日から在留資格や国籍についての相談を受けることも少なからずありました。 だから日本の国籍法や各国の国籍法に関する本を読んだものでした。 

 その時に気付いたことは、1985年の国籍法改正の影響の大きさでした。 それまでの父系主義から父母両系主義に変わったのですが、それ以来二重国籍が増え、その代わりに無国籍がほとんどなくなった事態を知りました。

 無国籍者というのは日本人ではありませんから外国人登録することになり、その国籍欄に「無国籍」と記載されます。 国籍がないということは保護してくれる国がありませんので、極端な言い方をすれば権利のない人間です。 国籍法改正がこんな無国籍をなくすことになったのですが、今度はこれが二重国籍を増やします。 無国籍よりも二重国籍の方が望ましいというような考え方でしたねえ。

 国籍法改正は二重国籍を増やすことになりましたが、一方でやはり単一国籍が望ましいとして、22歳までに国籍を選択して単一国籍にすることを義務づけました(第14条)。 すると国際化しているのだから二重国籍を認めろ、という運動が広がりました。 ヨーロッパでは二重国籍が広く認められているのだから日本も同じようにしてほしい、二重国籍を認めないから日本は国際化できないのだ、という主張でした。

【拙稿参照】

国籍を考える―ケンブリッジ飛鳥の場合 [URL]

国籍を考える―小野田 紀美の場合 [URL]

国籍を考える―アルベルト・フジモリ [URL]

国籍を考える―新井将敬      [URL]

外国籍が輝いて見えた時代があった [URL]

蓮舫の二重国籍疑惑           [URL]

蓮舫の過去の「国籍発言」        [URL]

蓮舫は国籍選択宣言をしていないのでは? [URL]

蓮舫はもともと二重国籍でなかったのでは?[URL]

二重国籍は複雑で難しい         [URL]

二重国籍でないという証明は困難     [URL]

私が二重国籍に関心を持った訳      [URL]

二重国籍には様々な姿がある       [URL]

蓮舫二重国籍問題のまとめ        [URL]

二重国籍かどうか微妙な場合       [URL]

在日、二重国籍、パスポート       [URL]

二重国籍の在日が両国のパスポートを持つ [URL]

韓国の二重国籍容認           [URL]

「二重国籍」考              [URL]


コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット