韓国愛唱歌「セノヤ」の語源は日本である(1)
2024-08-30


 今回は私には興味深い話なのですが、皆さまにはどうでしょうか。 まあ、適当に読み流してください。

 韓国に「セノヤ」という歌があって、かなり流行していたというか、よく歌われたようです。 ごく短い歌で、今も大抵の韓国人が知っている歌だそうです。 [URL] この「セノヤ」の作詞者は詩人として有名な高銀さんですが、彼は「セノヤ」はもともと韓国語だった″と主張しています。 高銀さんは民主化運動家として主導的立場にあった人であり、その方が言っていることですから、この説が韓国では定着しているようです。 しかし、「地の歴史」のパク・ジョンインさんが そうではなく元々日本語だ″という反論していました。 ユーチューブでの発表ですが、興味深かったので訳してみました。  [URL]

詩人の高銀氏、なぜ言い張るのですか? 「セノヤ」は日本語ですよ

大韓民国の人ならば、みんなが愛する歌「セノヤ」は、詩人の高銀が作った詩にソウル大学の作曲科の学生であるキム・グァンヒが曲をつけた歌です。 ところで題名に出てくる「セノヤ」は民族の情緒を込めた単語ではなく、日本語で「〓〓」を意味する「せえの」です。 高銀はこれを「古代韓国語が日本に渡って、日本人が使うようになった韓国語」だと言います。 果たして、そうでしょうか。 信念が間違いと証明されれば、撤回せねばなりません。 それこそが一般大衆が間違った歴史、間違った情報を知ることになります。 

 ここまでがこのユーチューブ番組の要旨です。 それでは番組が始まります。 まずは「セノヤ」はどのような歌で、どのように誕生したか、です。

みなさん、こんにちは。 「地の歴史」パク・ジョンインです。 今日は歌の歴史、そして「歴史のウソ」です。 「セノヤ」という歌があります。 知らない方より知っている方がもっと多いようで、たくさんの人が愛する歌です。 この歌にまつわる歴史の話で、この歌が持っている意味というのがウソだという話です。 今日のお題は、「詩人の高銀氏はなぜ言い張るのですか? 『セノヤ』は日本語です」になります。 

山と海と私たち。 セノヤはたった四行で私たちの情緒を表現した歌です。 伴奏もギターコードの単純なものです。 ヤン・ヒウンが歌って、広く知られるようになりましたが、実はこの歌を最初に歌ったのはキム・グァンヒという人です。 彼は「セノヤ」の作曲家でもあります。 ソウル大学作曲科の学生であったキム・グァンヒは、1970年のある金曜日に友人の弟であるキム・ミンギから歌を作曲してくれと依頼されました。 週明けの月曜日に放送する歌なのだが、さあ直ぐに作ってほしいと言うのです。 一方放送局では、キム・グァンヒが週末に曲を完成させるなら、作曲家本人である彼が歌えばいいと言います。 そこで彼は一週間だけ、匿名を条件に歌いました。 その時のソウル大学の作曲科では、大衆音楽は低レベルと考えられていたので、匿名で歌ったのです。

この歌は大当たりをしました。 だからキム・グァンヒのバージョンが四ヶ月の間、鳴り響きました。 その後、ジャズシンガーのチェ・ヤンスク、またフォーク歌手のヤン・ヒウンがこの歌を引き続いて歌い、「セノヤ」は国民の歌になります。 単純なメロディーに短く骨太の歌詞が、私たちの情緒にぴったり合ったのです。 

 チェ・ヤンスクの「セノヤ」は [URL] で、ヤン・ヒウンの「セノヤ」はこのブログ冒頭部にリンクを貼っているものです。 この歌が1970年代以降の韓国人の心に響いたのですねえ。


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