コメント一覧: 辻本武　tsujimoto blog

「手に職」を蔑み、今の仕事は所詮金稼ぎ…という意識は、
現代の韓国人にもしっかり存在しているように感じます。

日本に移住した知人から聞く限り、余程儲かるか、箔でも無い限り、
子供に家業をついでもらおうなんて残酷という考えが強く、
彼の親戚の女性は露天を営み息子を検事にしたんだと、
いつ会っても自慢されて辟易していました。
彼はそういう感覚を嫌っていましたが、
小さいけれども同じ傾向が垣間見えたこともありました。

日本に移った在日社会でもそういった傾向だったということは、
これは少なくとも戦前から朝鮮社会に存在した伝統なのでしょう。
帝国化、併合という激動の社会変化を経験したためなのか、
或いは技能の軽視、労働の忌避といった両班的価値観なのか。
私の経験では、後者の影響が強いのではと感じます。

おお成美子、懐かしいですね
「歌舞伎町ちんじゃら行進曲」は非常に面白かったですね
関川夏央が書評を書いてました
「在日二世の母から在日三世の娘へ」も気になりましたがあまりに単価が高くてスルーしました。図書館で借りて読んだかな？引用文には記憶があります
旦那さんは大島渚の「絞死刑」の主役をされたそうですがこれもまだ見る機会がありません

成美子さんのお母さんは外人相手のバーを経営しながら娘を皆大学にやったそうですがこの辺り学問というか学歴を重んじる韓国人らしいところでしょうか
統計はなさそうですが在日韓国人の進学率はマイノリティとしてはかなり高いのでは

大森さま→

全然関係ないですが関川夏央先生に関して以前
文藝評論家の小谷野敦先生がご自身のブログ『猫を償うに猫をもってせよ』の中で
「関川夏央(本名：早川哲夫)はたぶん朝鮮民族関係者。親の代で帰化したのか知らないが。本名に哲の字が入っているし」と書いていました。
その時にはよくわからず「ふーん、そうなのかな？」と読み飛ばしてしまっていましたが、
官報帰化情報をベースに名字における朝鮮民族関係者の割合を一覧化した宮本洋一「在日通名大全」を読んでみたら「早川」姓に朝鮮民族関係者が占める割合は４００人にひとり程度なのでほとんど根拠が無いと分かりました。
アーチェリーの早川姉妹とかマラソン指導者の金哲彦さんとか、朝鮮民族関係者で名前が早川とか哲の字がつく人も確かにいるので小谷野敦先生もそういう偏見をもってブログに書いたのかもしれませんが、それにしても1/400ではあまりにも根拠が無さすぎるのでSNSで小谷野敦先生にそのように指摘したら
「それは中日新聞の林寛子さんがそういう話をしていたから私もそのように思ったという話をブログに書いただけで、林寛子さんが本当のところはどのように考えていたかは分からない」と返信をくださいました。

以上のやりとりで私が思ったのは東大卒(小谷野敦先生)や京大卒(林寛子さん)みたいな知識人の中では学歴も上位に位置するような人でも「あの人は名前が〓〓だから朝鮮民族関係者」みたいな偏見をもっているのだということでした。
インテリでもこれだけ根強い偏見をもつのですから、一般人なんてもっと「アイツは名前が〓〓だから在日？」みたいな偏見をもっているのだろうと感じました。
宮本洋一「在日通名大全」はAmazonReviewなどで差別図書だ！という批判もあるそうですが
「アイツは名前が〓〓だから在日？」みたいな偏見を除去するには良い本だと思います。