“統一大当たり論”―バラ色の夢に酔う韓国(1)
2014-06-21


 韓国の朴大統領が今年初めに「統一テバク論」を打ち出しました。 「テバク」とは韓国語で「〓〓」と書きます。最近流行した言葉ですので、韓国語辞典には採録されていないでしょう。 「大当たり、大儲け、幸運」の意味です。 一説では漢字語「大博」となり、博打で大儲けすることの意味だといいます。 言葉の由来はともかく、韓国では主に若者が使う流行語で、例えば新年の挨拶に「〓〓〓 〓〓〓(大当たりして下さい)」と言ったりします。

 この最近の流行語を朴大統領が南北統一問題に使ったので、ちょっとした話題になっていました。 それは、統一すればこんないいことがあるとバラ色の宣伝をして、統一に対して熱意を持たなくなって来ている自国民に関心を持たせ、更には北朝鮮を韓国主導の統一に引き込もうとする意図があるようです。

 こんなことは大統領の思い付きに過ぎないと思っていたら、そうではなく韓国政府内で真剣に議論されていると知って、ちょっとビックリ。

 国立外交院という部署が担当しており、この程報告書を出したそうです。『朝鮮日報』(2014年6月16日付け)に要約紹介の記事が出ていました。その記事の一部を訳してみました。


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