漢字を廃止した韓国で「知的荒廃」?−呉善花(1)
2014-01-10


関連して「傘下(〓〓)」という言葉を例にすると、日本人は「傘の下」だから何か一つの下に寄り集まっている状態を思い浮かべることができますが、韓国人はハングルの「〓〓」の二文字が「ある勢力・組織体の管轄のもと」という意味だと覚えており、これが元々は「傘の下」のことだという発想はありません。だから「〓〓(雨傘)」の「〓」と「〓〓(傘下)」の「〓」が同じ漢字であり且つ同じ意味だということがなかなか分かりません。

 日本人から見れば漢字を覚えておけば分かり易いのに‥‥となりますが、韓国人はこれで慣れているので、言葉の中身をいちいち分解して意味を考えることをしません。どちらがいいのかと問われれば、日本人は日本風に慣れているのだからそれがいいし、韓国人は韓国風に慣れているのであるからそれがいい、としか言いようがありません。

しかし呉善花さんは「いまの韓国語では深遠な哲学や思想の議論はまず成り立たない」と言います。その具体例を提示してくれていないので何とも言えませんが、韓国にはそれなりの哲学や思想の本がありますし、哲学辞典なんかもあります。果たして「哲学や思想の議論は成り立たない」と言えるのでしょうかねえ。


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