エリック・ホッファーに次の言葉があります。
「権力は腐敗するとしばしば言われる。しかし、弱さもまた腐敗することを知るのが、等しく重要であろう。権力は少数を腐敗させるが、弱さは多数者を腐敗させる。憎悪、敵意、粗暴、不寛容、猜疑は弱さの所産である。」 (『魂の錬金術』より)
ここで言う「弱さ」とは、「弱者」「被差別」と言い換えることができます。 そう!弱者の腐敗は多数なのです。 権力の腐敗には糾弾すればいいのですが、それでは、それよりはるかに多数の弱者・被差別者の腐敗には一体どうすればいいのでしょうか? ちょっと考えさせられる一文です。
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